児童ら14人の冥福祈る 芦屋市立精道小学校で追悼式

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阪神淡路大震災の発生から28年となりました。芦屋市の精道小学校では、犠牲となった児童ら14人の冥福を祈る追悼式が営まれました。

芦屋市立精道小学校は阪神淡路大震災で校区の7割が全半壊し、通っていた児童8人と保護者6人が犠牲となりました。

追悼式には全校児童をはじめ遺族が参列し、震災当時救助活動に当たった芦屋市消防署の河津卓郎副署長が「一人でも助けようとした当時の記憶は体に刻まれている」と追悼の言葉を述べました。

河津副署長「震災で失ったものの甚大さを忘れない。そこから多くを学ぶため追悼式を継続し、人の命の尊さを伝えていくことが、今後の生きる基盤となっていくと信じています」

精道小学校では、6年生が5年生の児童に、学校で学んだ震災の記憶や教訓を語る「語り継ぐ会」を2003年から行うなど、犠牲となった児童を忘れないための取り組みを続けています。

震災で2人の子どもを亡くした米津勝之さん
「(亡くなった2人は)写真の7歳と5歳のまま。1月17日だから(2人を)思うのではなくて、タイミングタイミングで思い続けていくことが、すごく大事なことではないかなと思っています」

児童たちは手作りの折り紙の花を献花台に手向け、犠牲者へ祈りを捧げていました。

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