阪神淡路大震災から28年 兵庫県内各地の午前5時46分 思いを寄せる

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6434人が亡くなった阪神淡路大震災の発生から17日で28年となりました。

兵庫県内の各地では、地震発生時刻の午前5時46分に合わせて、犠牲となった人たちを追悼する行事が営まれました。

神戸市中央区の東遊園地では、追悼行事「1.17のつどい」が営まれました。

およそ1万本の灯籠を並べてかたどった「むすぶ」や「1995 1.17」の文字。

訪れた人は、追悼の象徴「希望の灯り」を分灯し、あの日の記憶と想いをむすびます。
そして、地震発生時刻の午前5時46分に黙とうを捧げました。

神戸市内で被災した祖母「この子(娘)がまだ6年生でした。お友達もたくさん亡くなって」 娘「私の中でも震災の記憶をすごく呼び起こされて、伝えたいとすごく感じました」震災から28年が経ったいまも大切な人を想う気持ちは変わりません。

淡路市の北淡震災記念公園では、市民らでつくる「フェニックス合唱団」が、鎮魂と復興への思いを込めて「上を向いて歩こう」を合唱しました。 淡路島で犠牲となった63人と同じ数のろうそくに火をともし、犠牲者を悼みました。

震災で孫2人と娘婿を無くした女性「『おばあちゃんは元気でおるからね』って天国から見てくれていると思います。近所の人でも同じ年の子がおるんです子どもがおってね。(孫も生きていたら)結婚して子どもでもおるかなと思ったりね、いろいろ考える。時期が来たらね、いつも」 神戸市中央区のビーナスブリッジでは、午前5時46分に合わせて、トランペット奏者の松平晃さん(80)が、神戸の街に向け鎮魂の音色を響かせました。

震災で傷ついた子どもらを想い、童謡「冬の夜」を演奏しました。 トランペット奏者・松平晃さん(80)「人と人とのつながりとか絆とかがこういうのをきっかけにして、皆さんでこの街を守っていくとか子どもたちを育てるとか、子どもたちを育てるとかしてほしいと思っています」 あの日の教訓を未来へむすびます。

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