南あわじ発 クセになる!? 話題の新感覚ラーメン

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やってきたのは、こちらのポツンと佇む屋台風の建物。このラーメン店の看板メニューというのが、こちらの「鶏カプチーノ」です。商品名の「カプチーノ」とは、一体どういう意味なのかというと?

【店主 馬崎泰成さん】
「鶏白湯ラーメンをハンドブレンダーで泡立てたラーメン。見た目よりはくどくなくて、まったりとしていて、レギュラーメニューでは売れ筋」

その調理風景を覗いてみると、スープをきめ細やかに泡立てています。しかし、どうしてひと手間加えてまで泡立てる必要があるのでしょうか?

【馬崎さん】
油分と水分は普通混ざらないんですが、強制的に乳化させることによって舌に乗った時に(味が)まとまる。そこが美味しさかな。

強制的にスープを乳化させ、泡立てることでクリーミーで濃厚なスープが完成するとのこと。

鶏ガラの出汁とニンニクがよく効いた鶏カプチーノの味は地元でも話題となり、平日の昼でも行列ができる人気店となっています。

【地元のお客さんは-】
「美味しいね。月2回くらい来てるかな」
「今日は肉バカラーメンと鶏カプチーノを2杯食べたんですけれど、(鶏カプチーノは)とろみがあって若干ニンニクの風味が効いていて、鶏もちゃんと風味があって、クセになるラーメンですね」

実は、鶏カプチーノを作りはじめたのには、ある理由がありました。

【馬崎さん】
「行政と『ご当地ラーメンを作ろう』となっていて、(鶏カプチーノは)それ用のメニュー。喜多方ラーメンや博多ラーメンのような、地元の人に慣れ親しんだご当地ラーメンを作ろうと。それを先行してうちが出しているという感じ」

鶏カプチーノのレシピは、いずれ希望する店に提供して、この味を新たな南あわじのご当地ラーメンとして広めていきたいと考えているそうです。

レシピ開発のこだわりを聞いてみると?

【馬崎さん】
「レシピを売ることを念頭に置いているので、簡単にできて、なおかつ美味しいというところが難しいところなので、そこをこだわっています。
(南あわじ市には)ラーメンの文化がないので、ご当地ラーメンを成功させて『南あわじラーメン』を有名にしたいという野心はある」

鶏カプチーノの味を全国に広め、南あわじの名物ラーメンにしたいと語る、馬崎さんの挑戦はまだ始まったばかりです。

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