特殊詐欺による被害が相次ぐ中、兵庫県警は、特殊詐欺事件の捜査につながる情報の提供に対し、最大で100万円を支払う全国初の制度を始めます。
兵庫県警によりますと、2022年に県内で確認された特殊詐欺の被害額は18億円に上る見込みで、被害件数は1000件を超え、過去2番目の多さだということです。
その半数近くが阪神間で発生していることから、県警は、阪神間での捜査を強化するため特別捜査隊を設置し、6日、発足式を開きました。
兵庫県警 桐原弘毅本部長
「人を信じるという気持ちを踏みにじる卑劣な犯罪を我々は絶対に許してはならない」
また県警は、県内で発生した特殊詐欺事件について、犯人の検挙や詐欺グループの壊滅につながる情報の提供に対し、最大で100万円を支払う全国初の制度を始めます。
2月以降に、県警のホームページで情報の提供を呼び掛けるということです。