兵庫県代表の2つの部活がこの冬 躍進を誓う
この冬、報徳学園が熱い。バスケ部とラグビー部、2つの部活が全国大会に出場する。
野球部も22年秋季近畿地区高校野球大会で準優勝し6年ぶりのセンバツ出場の可能性があり、サッカー部は県予選決勝で惜しくも芦屋学園に敗れたが、坂元一渚璃(いおり)さんが来シーズンからJ2の「いわきFC」に加入することが決定している。
バスケ部は2年ぶり5回目の出場
第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ2022)が12月23日に東京で開幕する。
全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)兵庫県予選を勝ち抜いた報徳学園バスケットボール部が2年ぶり5回目のウインターカップ出場を決めた。
報徳学園バスケットボール部が全国大会で見せたいプレーのポイントが2つある。
1つは1対1での駆け引きとスピード、もうひとつはダンクシュート。部員の中にはダンクシュートで得点を決めることのできる選手が数多く在籍している。
素早い動きで相手を抜き去る溝上恵大さんと身長189㎝の井藤匠哉(たくや)さんの豪快なプレー、63名の部員を束ねる山崎慎之介キャプテンの落ち着いたプレーにも注目したい。
初戦は12月23日に本庄東(埼玉2)と対戦。
兵庫県勢初の花園優勝なるか
2年連続48回目の全国高校ラグビー大会の出場を決めたラグビー部。
報徳学園は今年、春の選抜大会と夏の7人制大会で、いずれも兵庫県勢初の全国優勝を果たし、史上4校目の高校3冠に王手をかけている。
SO伊藤利江人(りえと)さんら高校日本代表候補8人を擁す報徳学園ラグビー部が花園で見せたいポイントはスクラムとステップ。
西宮市の同校グラウンドではスクラムマシーンを使って日々練習している。前田卓也くんら強力なフォワード陣に加え、バックスには海老澤琥珀(こはく)さんをはじめ決定力のあるランナーがそろう。
同大会で兵庫県勢は、最近では1997年の報徳学園と2010年の関西学院がいずれもベスト4に進んだのが最高で、優勝はない。
第102回全国高校ラグビー大会は27日に東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。
Aシードの報徳学園は、30日の2回戦で倉吉東(鳥取)―高鍋(宮崎)の勝者と対戦。
植浦信二キャプテン率いる101名の部員たち。兵庫県勢初の花園優勝なるか。