神戸連続児童殺傷事件のすべての事件記録が廃棄されていた問題で最高裁判所が遺族に直接意見の聞き取りを行うと伝えたことが関係者への取材で分かりました。
神戸連続児童殺傷事件を巡っては神戸家庭裁判所が逮捕された当時14歳の元少年に関するすべての事件記録を廃棄していたことが明らかになりました。
最高裁は、史料的価値の高い少年事件の記録を事実上の「永久保存」とするよう内規で義務付けていますが、神戸連続児童殺傷事件をはじめ各地の裁判所でも記録が廃棄されていたことが明らかになっています。
最高裁は記録保存の在り方を検証する有識者委員会を開き、調査を進めていますが、関係者によりますと、新たに神戸連続児童殺傷事件で殺害された土師淳くんの父・守さんなど遺族に意見の聞き取りを行うことを伝えたということです。