若手農家が栽培 ! 絶品ネギ「TAJIMAネギマッチョ」

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豊岡市香住。この街で、12月から出荷の最盛期を迎えているネギがあります。それが…!

その名も「TAJIMAネギマッチョ」!

2019年の冬から出荷が始まったばかりの、まだまだ目新しいこのネギ。白い根の部分の長さは30センチ以上、太さは3センチ以上と、出荷には厳格な基準が設けられています。

そして、この太い根の部分にネギの甘さとなる成分が含まれているので、太ければ太いほど甘くてうまみのあるネギになるのです。

表面をこんがりと焼いて、素材本来のうまさを引き立てる「ネギの丸焼き」に、火を通してとろ~り柔らかくなったネギとニンニクの相性がバツグンの「ネギージョ」。さらに、豚バラ肉をネギに巻き付けて焼いた、その名も「ネギマッチョトルネード」。

「TAJIMAネギマッチョ」のおいしさは千差万別、主役になれる絶品ネギです。そんなネギを作っているのが…。

【ネギ人生産組合 鎌田頼一さん】
「ネギに人生をかけるという形で書きまして、『ネギ人生産組合』と命名しています。子どもに親しみを持って呼んでもらえるように、『ネギマッチョ』という名前にしました」

20代後半から40代前半の新規就農者6人が集まって結成した「ネギ人生産組合」。但馬の厳しい冬を乗り切るために「TAJIMAネギマッチョ」の栽培を始めました。

【鎌田さん】
「但馬地域は冬がものすごく過酷な地域で、雪が30~40センチ降ったりしますので、新規就農者にとっては非常に過酷な環境。そこで安定的に収入を得て生産ができる作物を探す中で、『TAJIMAネギマッチョ』に行き着いた」

【ネギ人生産組合 能勢明宏さん】
「冬場はハウスが無いと何もできない。あとは出稼ぎにいくか。(TAJIMAネギマッチョがあると)働きに行かなくてもよくなったので、すごく助かっています」

安定収入につながるネギの栽培。現在、関西圏のスーパーを中心に販売されています。

【お客さん】
「すき焼きを作ろうと思って、このネギ(ネギマッチョ)をすき焼きにどうかなと。合うかな。もうひとつ買っていこう」

【関西スーパーマーケット 青果リダー 砂子和之さん】
「インパクトが大きかったですね。『ネギマッチョ』。その名の通り太いネギだったからびっくりしました。全店で取り扱いしたいのですけど、まだ生産量に限りがあるので、現在10店舗で販売中。(ネギ人生産組合は)あんなん作りたい、もっと広げて行きたい、すごい野望に燃えている」

野望に燃えるネギ人生産組合。しかし、ネギというと、兵庫には有名な「岩津ねぎ」がありますが、そんな「大御所」のことをどう思っているかというと…。

-岩津ねぎに対抗しようとは?
【ネギ人生産組合 鎌田珠未さん】
「全然ない。むしろ一緒にやってほしい。(岩津ねぎは)先輩なので教えてもらいながらやりたい」
【鎌田さん】
「今後も地域全体、『但馬』として白ネギの産地というのをお互いに作っていきたい。輸出とかも今後考えているので、我々の目標としては日本一、世界一を目指していくというのが理念」

ネギに人生をかけた新規就農者たちの挑戦は、始まったばかりです。

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