世界文化遺産の国宝姫路城で20日、自衛隊員が城の一年の汚れを落とす、恒例のクリーン作戦を行っています。
姫路城クリーン作戦は、陸上自衛隊姫路駐屯地の訓練の一環として毎年行われていて、2022年で47回目です。
20日は厳しい寒さの中、朝8時半から作業が始まり、およそ500人の隊員が参加しました。
隊員は石垣に設置したロープにぶら下がって枯れ木や雑草を刈り取ったり、大天守最上階の外へ命綱をつけて出て、長さ3メートルのほうきで白壁のほこりやクモの巣を取り払うなど、普段は手の届きにくい部分を念入りに掃除していました。
新型コロナの感染拡大防止のため、市民ボランティアの参加は3年連続で見送られました。
自衛隊の清掃作業は夕方まで続けられ、姫路城は新年を迎えるにふさわしい美しさを取り戻します。