歴史的な建造物を地震から守る 書写山圓教寺で耐震補強工事

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歴史的な建造物を地震から守ろうと、姫路市の書写山円教寺で、揺れを吸収する制震ダンパーを用いた耐震補強工事が行われています。

耐震補強工事が行われているのは、985年に建立された姫路市書写山円教寺の仏堂法華堂です。

現在の建物は江戸時代に建てられたもので、歴史的建造物を地震の揺れから守ろうと、16日から1週間かけて法華堂の工事が行われています。

導入されたのは、揺れを吸収する高減衰ゴムを用いた住友ゴム工業の制震ダンパー「MIRAIE(ミライエ)」で、2017年に京都大学防災研究所で行われた実証実験では、建物の揺れ幅を95パーセント軽減したということです。

2016年の熊本地震でこの制震ダンパーを採用している家屋で全壊・半壊した建物がなかったことから、熊本城の天守閣の耐震改修工事でも導入されています。

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