12月12日午後開かれた、阪神タイガース新入団会見。
ドラフト1位の森下翔太外野手(22)の背番号「1」もお披露目された。
森下選手は伝統ある番号をもらえてうれしいとしつつも、「1」が自分の番号になるようにと力強く話した。
岡田彰布監督は森下選手が今話した通りだと同意し、甲子園には鳥谷敬氏の「1」を着たファンがまだ多いと指摘した。
岡田監督が前回、2003年オフに阪神監督に就任した当時、ドラフト自由枠で入団した鳥谷氏が「1」を背負い、長い間チームをけん引した。
早稲田大学の後輩でもある愛弟子、鳥谷氏の「1」について、何番はだれだれというのはあるけれど、自分のものにしないといけないとした岡田監督。
はっきりした口調にプロ野球、そして指揮官の厳しさが見えた瞬間だった。
まずは新人王、そしてメジャーで活躍する大谷翔平選手のように、世界で通用するのが目標だとした森下選手。
会見中、他の選手が話している間もしっかりと前を見て、終始落ち着いた様子だった。
フォトセッションでは多くの報道陣から早速いろいろなポーズをリクエストされた。
会場にいた両親は息子の晴れ舞台の姿をスマホで写真に収めつつ、タイガースの注目度の高さを肌で感じていた。