田舎暮らしの魅力 漫画で楽しく発信 香美町村岡区の女性

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但馬地域の名峰・蘓武岳を望む棚田の一軒家。香美町村岡区。週末に田舎暮らしを楽しむグループが、みんなでワイワイ言いながらの雪囲い作業。冬支度です。

大阪からやってきた目黒昭三さん。8年前から村岡の魅力に見せられ、大自然との触れ合いや住民との交流を楽しんでいます。

【目黒さん】
「春は山菜、夏は海遊び。山もあるし、秋はキノコ。こういった機会は大阪ではなかなかない。
ここでやると自然の遊びがどんどんできる。そういうのが好きな仲間が集まってくる。楽しんでいる」

ドラム缶に焚火をし始めました。しばらくすると…目黒さんはドラム缶風呂へ。

【目黒さん】
「これ最高じゃないですか。蘓武岳見ながら風呂入るって」

そんな目黒さんを取材をしているのが、村岡区在住の岡紀子さん。

【岡さん】
「(きょうのテーマは)キノコを食す。一緒に食べちゃいます」

目黒さんをモデルに、あるモノで地元の魅力を発信しています。

あるモノとは、目黒さん一家5人家族をモデルにした漫画。岡さんが制作しました。たじま高原植物園では、カラー原画展が12月23日まで開かれています。

漫画のタイトルは「芽黒さんちの村岡的生活」。村岡の名所のほか、地元で採れる山菜やキノコのイラストに、タケノコ堀りを楽しむ一家の様子など、季節ごとの多彩な魅力を紹介しています。

【岡さん】
「大阪の家族を通じて村岡の紹介がひょっとしたらできるんじゃないかって思ったのがきっかけ。
天からのプレゼントみたいに湧いてきて、スラっと描けてしまって」

短大でデザイン美術を学んだ岡さん。1話から10話まで1年半かけて完成。1100部を発行し、町内各地の図書館などに寄贈しました。

【岡さん】
「(今後も)田舎の良さを再認識していただけるような作品を描けたら」

きのこを食す会。準備も着々と進んでいきます。ブナハリタケをカメラマンもひと口。

きょうのメニューは、ヒラタケとムキタケをふんだんにつかったキノコ鍋。ナメコはおろしポン酢で頂きます。さらに、ヒラタケは焼いても頂きます。

山の幸をふんだんに使った料理に会話も弾みます。

【目黒さん】
「最高ですよ。売っているキノコとは全然違う。木の香りがして本当のキノコの味がする。
いろんな食べ方して最高です。みんなに来ていただきたい」

都会では決して味わえない最高の村岡体験。

【目黒さん】
「(ドラム缶風呂は)寒いときに湯気いっぱい立ってるときに入るのが気持ちいい。
山の水をそのまま温めているんで、トローッとして体が温もってくる」

【岡さん】
「とっても楽しく、おいしく取材ができています。(取材ですよね?)取材ですよ!(笑)
こういう雰囲気があって描きたい意欲が出ます」

これからも、地元住民との交流や村岡の自然を優しいタッチで描き続けます。

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