かつてコイの養殖が盛んだった兵庫県養父市で9日、小学生が地域伝統のコイ料理作りを体験しました。
コイ料理を体験する特別授業が行われたのは、養父市の養父小学校で、5年生の児童21人が挑戦しました。
小学校のある養父市場(いちば)地区では、かつて食用のコイが盛んに養殖され、コイ料理店もありましたが、今では衰退してしまいました。
この体験授業は、郷土料理の素晴らしさを子どもたちに伝えるもので、コイ料理を提供していた吉井靖子(やすこ)さんらの指導の下、生きたコイ4匹をさばくところから始めて、子どもたちは味噌汁や甘露煮、フライ、皮の湯引き、それに、うろこのから揚げを作っていきました。
出来上がったコイ料理を子どもたちはおいしそうに食べていました。