中3女子自殺で報告書「いじめが自殺の要因の一つ」

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20年、神戸市立の中学校に通う女子生徒が自殺した問題で、第三者委員会は「いじめが自殺の要因の一つになった」などとする報告書をまとめ、9日、教育委員会に提出しました。

20年9月、神戸市垂水区の市立中学校に通う3年生の女子生徒が自宅で自殺しているのが見つかり、遺族の代理人弁護士によりますと部屋には「死にたい」などと書かれたメモや、同じ学年の女子生徒に宛てた手紙などが残されていたということです。
この問題を受けて市の教育委員会が設置した第三者委員会はきょう調査結果をまとめた報告書を長田淳教育長に提出しました。

この問題を受けて市の教育委員会が設置した第三者委員会は9日、調査結果をまとめた報告書を長田淳教育長に提出しました。

報告書では、小学5年生以降、中学校のクラスや部活内のグループでも女子生徒に対するいじめがあったと認定した上で、いじめが自殺の要因の一つと考えられると指摘。

さらに、学校側が女子生徒の自傷行為や成績に関する家族関係の悩みなどに対応できていれば、最悪の事態を防ぐことができた可能性があるとして、再発防止策を講じることを求めています。

報告書を受け神戸市教育委員会の長田教育長は、「提言をもとにこのような痛ましい事案が二度と起こらないよう、再発防止に真摯に取り組んでまいります」とコメントしています。

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