♪「もういくつ寝ると、お正月~」の歌が似合う季節になりました。お正月の定番遊びに「かるた」がありますよね。実は、加西市には地元の魅力がたっぷりつまった「かるた」があるんです。
『うつくしい 色とりどりのフラワーセンター』
『のどかなまちを のんびり走る 北条鉄道』
これは加西市の名所、特産などを紹介する「加西ふるさとかるた」です。今年夏に完成し、初めてのお正月を迎えます。地元・加西市の観光協会が企画しました。
【加西市観光協会 千田智子さん】
「加西の子どもたちに自分の住んでいる街の魅力を知ってもらって、誇りを持って伝えていける子どもたちになって欲しいなと思ったので製作しました」
企画から完成まで およそ2年。かるたづくりは、まず「読み札の句」を決めるため、市内の小学生に募集をしたそうです。
【千田さん】
「『あ』から『わ』まであるんですけども、頭文字がかぶってたり観光名所が被ってたり、そのあたりからどう選定していくっていうのが難しかったです」
読み札となる44の句が決定したあと、絵札を兵庫県を代表する姫路市在住の版画家・岩田健三郎さんにお願いしました。
【千田さん】
「すごいほのぼのとした絵のタッチだったので、子どもたちの句の表現であったりですとか、加西市の雰囲気にとても合っているなと思ったので依頼しました。
トマトだったりイチゴだったり、ただ特産品を描いているだけではなくて、生産者さんの生き生きとした表情も一緒に入ってるんですね。生産者の方が、加西の子供たちのためにということで取材も快く受けてくださったので、その思いの詰まったカルタになっております」
それでは、一部をご紹介…
『白い顔 播州歌舞伎 見栄を張る』
『夢乗せて 大空すすむよ気球たち』
『ねっぴーは加西のアイドル お姫さま』
そのほか、加西市の名所や文化などが数多く取り上げられたかるたになっています。
【千田さん】
「加西の魅力がいっぱい詰まった『加西ふるさとかるた』。
お正月に、ぜひご家族で楽しんでみてください」