孫殺害の罪で祖母に懲役8年の判決 神戸地裁姫路支部

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加東市のため池で、去年7月、孫を窒息死させたとして殺人の罪に問われた祖母に対し、神戸地裁姫路支部は、懲役8年の判決を言い渡しました。

加東市の無職の女(51)は、去年7月、加東市のため池で、孫の田口怜旺ちゃん(当時2)を抱きかかえるなどして水に入り、溺れさせて殺害したとして、殺人の罪に問われていました。

これまでの裁判で検察側は、「娘の夫との確執で無関係の孫を巻き込み、残酷で悪質性が高い」などとして懲役12年を求刑。弁護側は、被告は反省しているとして執行猶予付きの判決を求めていました。

神戸地裁姫路支部で開かれた裁判員裁判の判決で、佐藤洋幸裁判長は、「わずか2歳9カ月の被害者を死亡させたという結果は重大」とした上で、「被告人は反省していて、娘夫婦に謝罪の気持ちを示している」などとして、懲役8年を言い渡しました。

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