神戸市営地下鉄西神・山手線1000形の車両13号車がことし10月に運転を終え、2日、引退記念イベントが開かれました。
神戸市営地下鉄西神・山手線の1000形車両は開業当初の1977年から運用され、地下鉄車両として日本で初めて全車両にクーラーが装備された他、列車のスピードが出すぎないよう制御する装置など、当時の最新技術が導入されました。
運行を続けていた3編成のうちのひとつ・13号車が老朽化などによりことし10月で運転を終了し、2日は、引退を記念して見学ツアーが実施されました。
参加した鉄道ファンは、運転席で操縦を体験したり、車内の吊り手を記念に持ち帰るためねじを外す「吊り手狩り」をしたりと別れを惜しんでいました。
現在残っている1000形の17号車と18号車も、来年度中に引退するということです。