尼崎市の全ての市民およそ46万人分の個人情報が入ったUSBメモリーが一時紛失した問題で、市が設置した調査委員会は28日、稲村市長に調査の結果を報告しました。
この問題はことし6月、尼崎市の業務委託先の企業から業務の再々委託を受けていた業者の従業員が、許可を得ず全ての市民およそ46万人分の個人情報が入ったUSBメモリーを持ち出し、酒に酔って一時紛失したものです。
これを受けて市は第三者委員会を設置し、委員会は28日、調査報告書を稲村市長に提出しました。
報告書では、委託に係る契約について、委託を受けた業者が無断での再委託禁止を知っていたにもかかわらず再委託を続けていたと指摘。また、USBを紛失した再々委託先の従業員を自社の従業員と偽り、業務の委託を続けていたということです。
今回の問題で個人情報の漏えいは確認されていないということです。