予期せぬ妊娠などで悩む妊産婦への支援策の一環で、兵庫県はこのほど、妊産婦が生活できる「ステップハウス」を県営住宅に整備し、28日、斎藤知事らが視察しました。
ステップハウスは兵庫県が課題を抱える妊産婦に提供する県営住宅で、県から委託を受ける公益社団法人「小さないのちのドア」が、家具や電化製品の購入をはじめ、入居者のサポートを行います。
県は妊産婦の支援策として、出産後の期間に応じてホップ、ステップ、ジャンプの段階を設けていて、ステップハウスは産後7カ月から1年以内の人が対象です。
家賃は月に2万5千円から7万円の間で収入に応じて設定され、食費や光熱費などは原則利用者負担となります。
ステップハウスは現在神戸市内に2室確保されていて、新たに整備されたこちらの部屋には、近く妊産婦が入居するということです。
県は課題を抱える妊産婦の支援を目的に、ふるさと納税を活用した事業を行っていて、広く支援を呼びかけています。