去年7月、加東市のため池で孫を溺れさせて殺害したとして殺人の罪に問われている祖母の裁判員裁判が神戸地裁姫路支部で開かれ、検察側は懲役12年を求刑しました。
加東市の無職の女(51)は去年7月、加東市のため池で、当時2歳の孫を抱きかかえるなどして入水し、溺れさせて殺害したとして殺人の罪に問われています。これまでの裁判で女は起訴された内容を認めています。
28日、神戸地裁姫路支部で開かれた裁判員裁判で検察側は「娘の夫との確執で無関係の孫を巻き込み、無理心中しようとした動機は理不尽」と指摘し、女に懲役12年を求刑しました。一方、弁護側は「被告は反省していて執行猶予付きの判決が相当」と主張しました。
裁判は28日で結審し、判決は12月2日に言い渡されます。