老朽化を理由に一時は解体が検討された尼崎市の「ユニチカ記念館」について、市とユニチカは現在の場所で保存・活用していくことで合意し、覚書を交わしました。
兵庫県尼崎市で最古の洋館とされる「ユニチカ記念館」はユニチカの前身、尼崎紡績の本社事務所として1900年に建てられ、国の近代化産業遺産に認定されていますが、老朽化などを理由に一時は解体が検討されていました。
県と市は移築して保存する案を模索してきましたが、費用や技術面でも課題が残ることから、市とユニチカは現在の場所で保存・活用していくことを決定。
ユニチカは記念館の建物を寄付し、市が土地を購入することで合意しました。
土地価格の相場は約4億円ということですが、市は今後ユニチカと購入価格などの協議を進めるということです。