財産相続を巡る手続きの和解金およそ420万円を着服した疑いで、神戸地検は弁護士の男を逮捕しました。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、兵庫県弁護士会に所属する58歳の弁護士の男です。
神戸地検によりますと、男は、2020年5月から2021年12月まで、30代の男性から依頼を受けた財産相続に関する民事手続きで、男性に支払われる和解金からおよそ420万円を着服した疑いが持たれています。地検は男の認否を明らかにしていません。
男はことし、依頼主との金銭トラブルなどを巡り、県弁護士会から4回、業務停止などの懲戒処分を受けていました。