世界遺産の姫路城で、江戸時代の衣装や調度品を忠実に再現した大名行列が披露されました。
姫路城では、「歴史体感デー」が初めて企画され、江戸時代後期の姫路藩酒井家の大名行列が再現されました。
大名行列は、当時、藩主を護衛するだけでなく、家柄の高さを周囲に示すための重要な行事でした。
今回使用した衣装や調度品は、姫路市が所蔵している絵図を参考に作られたもので、12人の奉公人たちは、勇ましい所作と共に城内を練り歩きました。
このほか、訪れた人は、火縄銃や、藩主のための食料を運んだ「茶弁当箱」を持ち上げて、当時の人たちが参勤交代で江戸まで歩いた苦労を感じていました。
兵庫県姫路市は、今後も歴史や文化に触れられるイベントを続けていきたいとしています。