災害時でも栄養バランスの整った食事をとれるようにと、神戸市内の大学で16日、学生たちが炊き出し訓練を行いました。
神戸市灘区の神戸松蔭女子学院大学。 帽子をかぶり、エプロンをして炊き出しを行っているのは、食物栄養学科の学生たちです。
この炊き出し訓練は、管理栄養士を目指す学生たちが災害に備え、缶詰やレトルト食品などの保存食を使って屋外で大量調理ができるようにと、2015年から毎年、取り組んでいます。
16日のメニューは、トウモロコシを混ぜたご飯とカレー。 それに、ツナと小松菜のソテーにリンゴを皮ごと使ったドーナツと栄養たっぷりのメニューです。
災害発生から約1カ月後を想定し、「不足しがちな栄養素が補給できるもの」をテーマに、4年生が献立を考えました。
食中毒を予防するため温度管理も徹底し、3年生が4年生に教わりながらおよそ200食つくり、職員や学生に振る舞いました。
大学では、18日にも異なるメニューで訓練を行い、味や見た目についてのアンケート調査も実施するということです。