前町長の失職に伴う兵庫県太子町の出直し町長選挙は13日、投開票され、町の元教育長の沖汐守彦さんが前町長を破って初当選し、14日午前、当選証書を受け取りました。

初当選したのは新人で、太子町の元教育長・沖汐守彦さんです。

今回の町長選挙は、服部千秋町長への不信任決議が町議会で可決され、町長が失職したことに伴う出直し選挙です。

沖汐さんは、前町長の服部さんと一騎打ちの選挙戦で、教育行政の信頼回復などを訴え、3700票あまりの差をつけて初当選を果たしました。投票率は49・54％で、前回を0・11ポイント下回りました。

初当選から一夜明けた14日、沖汐さんは町役場を訪れ、選挙管理委員会から当選証書を受け取りました。

中庭で職員から出迎えを受けた沖汐さんは、職員に町政運営への協力を呼びかけた後、町長として初登庁。さっそく幹部級職員を集めて訓示を行い、町長としての姿勢を率直に語っていました。

沖汐新町長の任期は当選した13日夜からスタートしていて、今後、混乱が続いた町政の立て直しに臨むことになります。