【高校ラグビー】兵庫は報徳学園が優勝、ラストワンプレーで関学を逆転

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  • 報徳学園 海老澤琥珀(中央、黒のジャージ)が逆転トライを決める

  • 報徳学園 植浦慎仁主将/神戸ユニバー記念競技場

■全国高校ラグビー 兵庫県予選決勝
報徳学園 21-17 関西学院/11月12日

試合はサンテレビで生中継された。

前半(30分)は両校譲らず0-0で終え、後半(30分)に試合が動いた。

関西(かんせい)学院がペナルティーゴール(3点)で先制したが、報徳学園は2本のトライ(ゴールも成功)で14-3と逆転した。

すぐさま関西学院も1トライ(ゴールも成功)を返し、さらに終了2分前、ラインアウトからボールを受けたスクラムハーフの上村(うえむら)陽耀(3年)が独走してトライ。

ゴールも決まり報徳学園に3点差を付けて逆転した。

しかし報徳学園はラストワンプレーで自陣からボールを繋ぎ、相手陣内へ猛攻撃。

最後はウィングの海老澤琥珀(3年)が中央に逆転トライし、ゴールを成功させた所でノーサイドの笛が鳴った。

■全国3冠に挑む

報徳学園は2年連続48回目の全国高校ラグビー出場を決めた。

報徳学園は今年、春の選抜大会と夏の7人制大会で、いずれも兵庫県勢初の全国優勝を果たし、102回目を迎える全国高校ラグビーで3冠を目指す。

同大会で兵庫県勢は、最近では1997年の報徳学園と2010年の関西学院がいずれもベスト4に進んだのが最高で、優勝はない。

サンテレビのインタビューに答えた報徳学園の植浦慎仁主将(3年)は、「しっかり3冠目を狙います」と力強く宣言した。

全国高校ラグビーは12月27日から東大阪市花園ラグビー場で行われる。
(浮田信明)

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