市議らへの暴言問題を受けて来年4月の任期満了での退任を表明している明石市の泉房穂市長は10日、11月中に地域政党を設立し、市長選と市議選に候補者を擁立する意向を明らかにしました。
明石市の泉市長は10日、会見を開き、「明石市民のためにも国や県を変える」などと述べ、11月中に地域政党を立ち上げる意向を示しました。
泉市長は10月、自身への問責決議案をめぐり、市議2人に暴言を吐いたことを認め、責任をとるため来年春の市長選には立候補せず、政治家引退を表明していました。
地域政党の代表には泉市長が就任し、来年春の明石市長選と市議選に候補者を擁立するとしたうえで、兵庫県知事選や国政選挙での候補者擁立も視野に入れていることを明らかにしました。
泉市長は今期限りでの政治家引退の考えに変わりはないとしています。