兵庫県が2022年度中の制定を目指している、犯罪被害者の支援に特化した条例を検討する3回目の会議が、4日、開かれました。
この会議は、兵庫県が2023年4月の施行を目指す「犯罪被害者等支援条例」の検討を進めるもので、25年前の神戸連続児童殺傷事件で息子を亡くした土師守さんらが委員を務めています。
4日は、神戸連続児童殺傷事件の記録を神戸家庭裁判所が全て廃棄していた問題について話し合われ、委員たちから「廃棄に至る経緯を検証するべき」といった意見などが出ました。
(神戸連続児童殺傷事件で息子を亡くした 土師 守さん)
「誰かに責任を問うというのではなくて、今後のことを考えるときちんとした対応をすることが重要ではないかと思っています」
記録の廃棄について検討委員会は要望書をまとめ、最高裁判所と神戸家裁に提出したいとしています。