兵庫県は、2022年度の光化学スモッグ広報等の発令日数が、7月1日に発令した注意報1日だったと発表しました。
予報と注意報の発令日数は、過去10年の平均、予報1.1日、注意報1.6日と比べて、大きな差はありませんでした。 また、光化学スモッグによる被害の届け出は、ありませんでした。
兵庫県は、光化学スモッグによる健康被害を未然に防止するため、光化学スモッグ広報等の発令を行っています。
2022年度の光化学スモッグ特別監視期間は、4月20日から10月19日でした。
兵庫県環境部水大気課によりますと、注意報が発令された7月上旬は梅雨前線が北上し、高気圧に覆われて晴れ間が広がった日もありましたが、台風4号から変わった低気圧や湿った空気、上空の寒気の影響でくもりや雨の日が多くなりました。
7月1日は、太平洋高気圧に覆われて晴れ間が広がりました。 神戸、姫路、洲本の3地点での日照時間が13・5から13.9時間と長くなり、最高気温が35度以上の猛暑日となりました。
日最高オキシダント濃度が神戸市西部で121ppb、北部で124ppb、西宮市で123ppb、洲本市で133ppbとなりました。
光化学スモッグ広報等の発令と基準措置の内容は、「光化学スモッグ緊急時対策実施要領」で定められています。 発令の基準は、オキシダント濃度の1時間の値や気象条件などに応じて、予報、注意報、警報、重大警報の4区分があります。