災害時にペットと飼い主が一緒に避難する「同伴避難訓練」が1日、宝塚市のゴルフ場で行われました。
この訓練は、大規模な災害が発生した際、飼い主とはぐれたペットが命を落としたり衰弱したりすることなどが問題となっていることを受けて実施されたもので、会場となった宝塚高原ゴルフクラブは、災害時、施設を「ペット避難所」として開放する協定を宝塚市と結んでいます。
1日の訓練は、最大震度6強の地震が起き電気やガスなどのライフラインが停止したとの想定で行われ、動物愛護センターの職員のほか飼い主と犬5匹が参加しました。
訓練では、避難所での受け入れを前にペットが狂犬病の予防接種を受けているかが確認されたあと、ゴルフ場の支配人などから飼い主とペットが一緒に過ごすスペースの説明を受けたり、避難所に持ち込みが必要なペット用品が紹介されました。
宝塚市は今後、ゴルフ場施設の中を利用した避難訓練も実施していきたいとしています。