■女子V1リーグ
姫路 3-1 岡山/10月29日
姫路 1-3 岡山/10月30日
■逆転で波に乗る
女子バレーボールVリーグ1部(V1)が開幕し、ヴィクトリーナ姫路(昨季11位)は10月29、30の両日、アウェイで岡山シーガルズ(昨季9位)と対戦した。
29日の試合。姫路の新戦力・宮部藍梨は世界選手権と同じくミドルブロッカー(MB)で起用され、全セットに先発。9得点を挙げた(アタック7、ブロック1、サーブ1)。
姫路は第1セット、4-12と岡山にリードされたが、左腕アウトサイドヒッター(OH)田中咲希の3本のサービスエースや、宮部、OHセレステ・プラク(オランダ代表)、OH孫田菜奈らのスパイクで追撃。
23-23から田中が連続スパイクを決め、最後は自らのサービスエースでセットを奪った。
波に乗った姫路は第2、第4セットを奪って開幕戦を白星で飾った。
プラクが25得点。田中は計6本のサービスエースを決めた。
13得点のMB佐々木千紘(日本代表登録メンバー)は試合後、「ディフェンスで(相手の)緩いボールにも、しっかり足を出して上げていくなど、チームとして取り組んできたことができた」と語った。
■ケガの松本が復帰
30日の試合。姫路は岡山のブロックに苦しみ、第2セットを奪っただけで敗れた。
今季から就任した安保澄監督は、「岡山のディフェンス力が素晴らしく、私たちのオフェンスが思い通りにならない場面が多々ありました」とコメントした。
左ヒザ前十字靭帯断裂で昨季出場がなかったOH松本愛希穂(あきほ)が29日、第4セットに途中出場。いきなりスパイクを決め、ガッツポーズを見せた。
松本は30日も第2、第3セットに先発し、2試合で計8得点を挙げた。
姫路は次戦、アウェイでKUROBEアクアフェアリーズ(昨季12位)と連戦する。(浮田信明)