事故で亡くなった姉の遺志を妹が受け継いで完成させたアート作品を集めた展覧会が、兵庫県朝来市で開かれています。
ポップで愛らしいキャラクターが描かれた数々の作品。
作者の濱口望さんは、美術大学に通い、アーティストを目指していましたが、7年前、飲酒運転の男にひき逃げされ、23歳の若さで命を奪われました。
朝来市で開かれている今回の展覧会は、望さんの妹でグラフィックデザイナーの小百合さんが、未完成だったキャンバスに色を付け、姉妹で完成させた作品およそ100点が展示されています。
会場には、望さんが生前アイデアを整理するために残したメモや下書きなども並び、悲惨な交通事故で将来が絶たれた女性の生きた証を紹介しています。
この展覧会「マッチ箱の中のビエンナーレ」は、11月6日まで開かれています。