昭和初期に制作が途絶えた幻の「篠山焼」に焦点を当てた特別展が丹波篠山市の美術館で開かれています。
篠山焼は、大正時代に活躍した陶芸家・今村静斎が日本六古窯のひとつ「丹波焼」に感銘を受けて制作した焼き物です。
若くして亡くなり、商人だった父親が後を継ぎますが、昭和初期に病死してしまい、篠山焼はわずか20年余りで途絶え、幻の名品と称されています。
丹波篠山市立歴史美術館で開かれている特別展では、静斎による窯の設計図や、親子2代が作り上げた作品などが展示され、篠山焼の歴史を知ることができます。
この特別展は12月4日まで開かれています。