ひきこもりの人たちに社会とのつながりを持ってもらおうと、神戸市はインターネット上の仮想空間を使って他人と交流を深める新たな取り組みを始め、26日、報道陣に公開しました
神戸ひきこもり支援室は、ひきこもりの人たちの社会参加を後押ししようと10月からひきこもりの当事者同士が交流する会を開いていて、26日からインターネット上の仮想空間を使った新たな取り組みをスタートさせました。
この取り組みは対面での会話が苦手な人たちに仮想空間の中で自分の分身を使って交流を深めてもらうもので、専用のアプリ「oVice(オヴィス)」の中は、参加者同士がグループワークをしたり、外で休んだり自由に過ごすことができる場所となっています。
26日はひきこもりの当事者5人が参加して仮想空間の研修会が行われ、社会福祉法人の職員からアプリの使い方などの指導を受けていました。
神戸ひきこもり支援室は、対面と自宅から参加する仮想空間で月に1回ずつ当事者同士の交流会を開く予定で、今後は参加者数を増やして実施していきたいとしています。