季節ごとに長距離を移動することで知られる渡り蝶「アサギマダラ」が淡路島に飛来しました。
アサギマダラはその名の通り、淡い青の浅葱色の羽に黒い網目模様を持つ蝶で、羽を広げると幅およそ10センチほどになります。
夏は北日本や標高の高い場所に生息し、秋になると越冬のために南下します。
その通り道となる南あわじ市の諭鶴羽神社では、住民がアサギマダラが好む花「フジバカマ」を植えたところ飛来が集中するようになり、ことしも2週間程前から数百匹が羽を休めています。
アサギマダラの大移動に関してはあまり知られておらず、1980年代ごろから羽の部分に日付や場所を書き込んで放し、再び捕獲された情報を集約するマーキング調査が進められています。
アサギマダラは例年通りなら10月末ごろまで羽を休め、再び長旅へと出発します。