兵庫で初開催 国内最大級の防災イベント「ぼうさいこくたい」閉幕

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防災について学び考える国内最大級のイベント「ぼうさいこくたい」が2日間の日程を終え、23日に閉幕しました。

イベントでは、震災を語り継ぐことに対する語り部の悩みなど、さまざまな課題について意見が交わされました。

ことしで開館20周年を迎えた神戸市中央区の防災学習施設「人と防災未来センター」とその周辺の施設で、22日から2日間にわたって開かれた国内最大級の防災イベント「ぼうさいこくたい」。7回目となることしは兵庫県内で初めて開かれ、およそ320の団体が参加しました。

オープニングセレモニーでは、谷公一防災担当大臣が「災害の多い日本で被害を減らすには、一人一人の努力が必要」などととあいさつ。続いて兵庫県の斎藤知事が、「一人一人が災害のリスクを理解し行動するという『災害文化』が、より一層広がっていくことを期待したい」と述べました。

屋外に設けられた展示スペースでは、災害ボランティアの取り組みなどを紹介。 こちらは、災害が起きた時に妊娠中や小さな子どもを持つ親が家庭内でとる行動を紹介したブースです。このほか、被災地で活動する災害救助犬と触れ合えるコーナーなど、子どもでも楽しみながら防災について学べる内容が紹介されました。

また、阪神淡路大震災後に生まれた若い世代の語り部が、震災の遺族や東日本大震災の被災者と共に「災害伝承の在り方」について意見を交わしました。

今回、サンテレビは朝日放送グループと共同でワークショップを開催。阪神淡路大震災で被害を受けた神戸の街を撮影したカメラマンが、映像と共に当時を振り返りました。また、災害時におけるSNSと報道カメラ、それぞれが持つ役割についても意見が交わされました。

訪れた人たちは改めて防災への意識を高めていました。

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