淡路島の魅力を伝えようと、伝統産業の淡路瓦を活用した新たな商品が誕生し、地元では、観光客の誘致につながるのではと期待を寄せています。
目の前で炊き上げられる釜飯。旅情誘う雰囲気ですが、ちょっと変わっていて、ふたの形に注目すると、なんと瓦屋根になっているんです。
日本の三大瓦生産地の一つ南あわじ市のご当地商品として誕生した釜めし用のふたで、その名も「あわじ瓦めし」です。
完成までにかかった年数は実に3年。地元の窯元の協力のもと、素材、製法は実際の淡路瓦と全く同じで、400年続く歴史ある技術によって生み出されたこだわりの品です。
評判は上々だということで、市内の人気観光スポット「うずの丘大鳴門橋記念館」のレストランでは、さっそく「あわじ瓦めし」を使ったメニューの開発に乗り出しました。早ければ11月の提供を目指しています。
「あわじ瓦めし」はオンラインで送料込み7000円で販売されているほか、南あわじ市のふるさと納税の返礼品にもなっています。新たな名物誕生となるのか期待が高まります。