国立病院機構が運営する姫路医療センターで、去年3月、合計300万円を超える新品の医療機器3台が誤って廃棄されていたことが分かりました。
独立行政法人国立病院機構によりますと、姫路医療センターで誤って廃棄されたのは、患者の心電図や血圧などを測定する医療機器「ベッドサイドモニター」3台で、いずれも新品で合わせておよそ323万円相当です。 機器は消耗品の倉庫で保管されていて、年度末の去年3月に不要品を廃棄する際、誤って一緒に捨ててしまったということです。
国立病院機構は病院全体の管理体制が不十分だったとして、当時の院長と事務部長を減給相当に、物品の管理を担当していた50代の男性課長を減給の懲戒処分などにしました。
姫路医療センターは「二度と同様の事案が生じないよう、物品の管理体制を整備するなど再発防止に努める」などとコメントしています。

