政府の国内観光支援事業「全国旅行支援」が、11日から兵庫県など全国の46道府県で始まりました。
全国旅行支援のスタートに合わせて、洲本市のホテルでは担当者が準備を進めていました。
この全国旅行支援は、各都道府県内での旅行代金などを割り引く「県民割」に代わって旅行の行き先を全国に拡大するものです。
具体的には、交通費込みのパック旅行は8000円。宿泊のみは5000円を上限に旅行代金を40%割り引きます。さらに飲食や買い物に使えるクーポンが、平日は3000円分、休日は1000円分配布されます。
この割引を受けるには、新型コロナワクチンを3回以上受けていることや、PCR検査などで陰性が確認された証明書の提示が必要です。全国46道府県で11日からスタートしますが、東京都への旅行は20日からの補助となります。
制度のスタートで経済の活性化が期待されますが、一方で新型コロナの感染拡大も心配されるため、兵庫県は、県の重症病床使用率が35%を超え、かつ急激な感染拡大が継続する状況になった場合は新規予約の受付を停止するとしています。