統合が延期されていた豊岡市内の2つの特別支援学校について県の教育委員会は、7日の検討会議で4年程度の準備期間を設け、2027年4月の開校が望ましいとする提言をまとめました。
豊岡聴覚特別支援学校と出石特別支援学校をめぐっては県の教育委員会がことし2月、来年4月の統合を発表しましたが、保護者らから見直しを求める声が上がり、統合の1年延期とともに検討会議を設置し、新しい学校のあり方を話し合ってきました。
4回目となるきょうの会議では、統合後の新しい学校は、聴覚障害部門と知的障害部門に分けることや寄宿舎の新たな設置やスクールバスの拡大のほか、地域全体で医療福祉の連携が必要などとする提言がまとめられました。
検討会議は統合の時期について4年程度の準備期間を設けて2027年4月の開校が望ましいとしていて、今月中に教育長に提言案を提出するとしています。