日本で一番古い型式とされる銅鐸が発見された淡路島で、銅鐸の起源となる青銅楽器を展示する特別展が開かれています。
兵庫県南あわじ市の滝川記念美術館玉青館で開かれている特別展には、淡路島で出土した「松帆銅鐸」と同じ弥生時代頃に中国と朝鮮半島で使われていた青銅楽器が展示されています。
青銅楽器は、古代中国では叩いたり、鈴のように振ったりして演奏されたほか、戦の際には攻める、撤退するなどの合図としても使われました。 展示品の中には、青銅楽器の演奏風景が描かれた壺もあり、当時の様子を思い描くことができます。
繊細さと高い技術が感じられる青銅楽器がどのようにして日本の銅鐸へと繋がったのかを探ることができるこの特別展は、12月4日まで開かれています。