政府は4日朝、Jアラート=全国瞬時警報システムで北朝鮮のミサイルが日本の上空を太平洋へ通過したもようだと速報しました。
通過したのは午前7時29分ごろで、防衛省は、北朝鮮から発射されたのは弾道ミサイルの可能性があり既に落下したとみられると発表しました。
また、松野官房長官は記者会見で、ミサイルは東北地方の上空を通過し、午前7時44分ごろ、太平洋の日本のEEZ=排他的経済水域の外に落下したと推定されると明らかにしました。
ミサイル発射の情報を受け、国土交通省は日本周辺を飛行する航空機に対し注意を呼びかけました。政府関係者によりますと、これまでに被害の情報は入っていないということです。
また、韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が4日午前7時23分ごろ、北部慈江道舞坪里(チェガンドムピョンリ)付近から東に向けて中距離弾道ミサイル1発を発射したとみられると明らかにしました。
岸田文雄首相はミサイル発射に関し、「最近の度重なる弾道ミサイルの発射に続く暴挙であり強く非難する」と官邸で記者団に述べました。