兵庫県神戸市で、2021年、勤務先のコンビニエンスストアの店長から現金を奪い窒息死させたとして、強盗致死の罪に問われている男に対し、検察は無期懲役を求刑しました。
無職の男(29)は、2021年5月、神戸市北区で、アルバイト先のコンビニエンスストアの店長だった森下浩さん(当時62)の顔を粘着テープでふさぎ、車のトランクに閉じ込め、現金およそ13万円を奪った上、車を畑に転落させて窒息死させたとして強盗致死の罪に問われています。 これまでの裁判で男は、起訴された内容を認めています。
27日、神戸地裁で開かれた裁判員裁判で検察側は、「金欲しさの犯行で動機は身勝手」などとして、無期懲役を求刑。 一方、弁護側は、「テープで顔をふさいだりトランクに入れることはそれだけで死亡に直結するほど危険な行為ではない」などとして、懲役20年が相当だと主張しました。
判決は、9月29日に言い渡されます。