9月27日の安倍元総理の国葬を巡り、公費を使って知事らが参列するのは違法な支出だとして、兵庫県の住民らが差し止めを求めた住民監査請求について、県の監査委員は請求を棄却しました。
住民監査請求を行ったのは兵庫県の住民ら合わせて約130人で、「安倍元総理大臣の国葬は思想・良心の自由を保障した憲法19条に反する」などとして、知事や県議会の議長が参列する場合、公費を支出しないよう求めていました。
これについて県の監査委員は「参列は知事や議長の裁量と考えられ、公費を支出することが違法、不当なものと認めることはできない」などとして、請求を棄却しました。
同様の住民監査請求は各地で行われていて、大阪府でも請求が棄却されています。