尼崎市は、市内にある三菱電機の工場で、およそ14.3億円に上る下水道使用料の未払いがあったと発表しました。
下水道使用料の未払いがあったのは、尼崎市にある三菱電機伊丹製作所です。
市によりますと、製作所では、水の蒸発を利用して工場内などを冷やす装置を設置し、1994年から市の減税措置を受けていましたが、装置の一部を撤去したあとも市に必要な申告を行っていませんでした。
下水道使用料の未払い期間は1994年4月から去年12月までのおよそ27年間で、未払いを含めた支払総額は14・3億円に上ります。
去年11月に三菱電機側からの報告により発覚していて、三菱電機は9月末までに時効分も含めてすべての支払いを完了する予定だということです。