神戸市の職員が同僚に暴言を吐いたなどとして、ことし4月、懲戒処分を受けた問題で、発言は事実無根だとして、職員が市に対し処分の取り消しを求める訴えを起こしました。
訴えなどによりますとことし4月、神戸市水道局の男性職員3人は、同僚の男性職員に対し、外見を揶揄したほか、暴言を吐いたなどとして、停職3日から5日の懲戒処分を受けました。
3人は発言の大部分を事実無根だとしています。また、同僚の男性職員も市の聞き取りの際に「暴言は受けていない」と話したにもかかわらず、報告書には全く反映されていなかったということです。
4人は、市が事実と異なる報告書を作成し公表した上、強引に処分したなどとして、市に対し、合わせて850万円の損害賠償と処分の取り消しを求めています。
提訴を受け市の水道局は、「処分の相当性や対応の妥当性について裁判の中で主張していきたい」としています。