ことし7月、一部の神戸市議がトランスジェンダーの男性に不適切な発言をした問題を受け、20日、市議会では全ての議員を対象に人権をテーマに研修会を開きました。
この研修会は、ことし7月、神戸市議会の会派「つなぐ」が開いたLGBTへの理解を深める勉強会で、講師として出席したトランスジェンダーの男性に対し、一部議員が不適切な発言をしたことを受けて企画されたものです。
研修会の冒頭で安井俊彦議長は、「誰一人取り残さない社会をつくっていくことを目的に理解を深める機会とする」などと述べました。
講師を務めた宝塚大学看護学部の日高庸晴教授は、過去の事例やデータを元に性的マイノリティーの人権を巡る課題や言葉の影響力について伝えていました。