公共施設での展示を拒否された作品を集めた「表現の不自由展」が、10日と11日、兵庫県神戸市で開かれています。
表現の不自由展は、2015年から各地で開かれていて、従軍慰安婦問題を扱った作品や、昭和天皇の肖像画を使った展示などの内容を巡って、抗議や妨害を受けてきました。
神戸での開催初日となったきょうも、会場周辺は警察が出動し、ものものしい雰囲気に包まれました。
会場は「歴史と女性の人権」をテーマに、16人の作家の絵画や彫刻などおよそ25点を展示していて、場所はチケットを事前に購入した人だけに通知されます。
「表現の不自由展KOBE」は11日も開かれ、およそ820人が訪れる見込みです。