兵庫県加西市の山中にがれきおよそ82トンを捨てたなどとして、加古川市の自営業の男ら5人が逮捕されました。
廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されたのは、加古川市の解体工事会社の元取締役で50代の自営業の男と、30代の会社員の男ら合わせて5人です。
警察によりますと、自営業の男は、2021年9月8日、当時、同じ解体工事会社に勤務していた従業員の男3人と共謀して、建物の解体で出たコンクリートなどのがれきや木くずなど合わせておよそ70トンの廃棄物を、加西市の山中にダンプカーで6回に分けて運び捨てた疑いが持たれています。
さらに、自営業の男は、2021年9月1日にも、従業員の男2人と共謀して、がれきなど合わせて12トンを加西市の山中に捨てた疑いが持たれています。
警察が別の産業廃棄物の不法投棄を捜査する中で、加西市の山中に捨ててあったがれきを発見したということです。
警察の調べに対し、自営業の男は容疑を否認していて、「従業員が分別のため運んだと思うので投棄したかは分からない」など話しているということです。
警察は、自営業の男ら2人が他にもがれきなどを捨てた可能性があるとみて、詳しく調べています。