ヤングケアラーを取り巻く環境改善へ 支援団体と製薬会社が連携

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大人に代わって家族の世話を担う「ヤングケアラー」を取り巻く環境を改善しようと、支援団体と製薬会社が連携し2日、社員向けの講習会が開かれました。

パートナリング契約を結んだのは、ヤングケアラーの支援活動を行うNPO法人「ふうせんの会」と、兵庫県神戸市に本社を置く製薬会社、「日本イーライリリー」です。

若くして家族の介護などを担うヤングケアラーを取り巻く環境を改善していこうと、日本イーライリリーの社員の発案で連携が実現しました。

2日開かれた講習会は、社員向けにオンラインでの配信も行われ、「ふうせんの会」の代表理事・濱島淑恵(はましま・よしえ)さんがヤングケアラーの現状や必要な支援などについて説明しました。

また、県内に住む大学生の男性が母親の世話を担っていたという高校生の頃の状況やいまの思いを語りました。

講習会のあと、支援の第一歩として、歩く距離に応じて支援団体などへの寄付金の額が決まるチャリティーウォークが行われ、参加者が思いを共有していました。

 

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