スマホやネットの過度な利用が子どもの健康に与える影響を検討する県のプロジェクトチームが設置され、31日、初めての会合が開かれました。
兵庫県庁で開かれた初会合には、アドバイザーを務める眼科や精神科の医師らプロジェクトチームのメンバーが出席し、冒頭、斎藤知事が「スマートフォンを安心・安全で健全に使える環境づくりを県としても進めていきたい」とあいさつしました。
2021年、県が実施したアンケートでは、小・中・高生のインターネット依存傾向の割合は12%で、2019年と比較すると小・中学生で増加し、コロナ禍による休校や部活動の休止の影響が考えられています。
こうした中、県は自然体験を通じてネットの使い方を見直すオフラインキャンプなどを実施していて、ネット依存対策などを進めています。
31日の会議では、眼科医から屋外での活動が近視の発生を低減することなどが報告されました。
県は今後、若い世代へのヒアリングなども実施する予定で、2023年2月にガイドラインとしてまとめる方針です。